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エボラ熱 帰国医師・米兵の強制隔離をめぐり米で対立!【動画】


帰国者対応でバラツキ 米国内の対立深刻化

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日本でも感染者発生の危機

10月27日、リベリアから帰国し羽田空港に到着した日系カナダ人の男性が発熱し、エボラ出血熱の疑いで新宿区の「国立国際医療研究センター」へ搬送され検査を受けました。

検査結果は「陰性」で、事なきを得たのですが「あわや初の国内感染者発生か!?」と政府や関係機関に緊張が走りました。
政府は当初、男性が乗っていた飛行機の便名を公表しませんでしたが、全日空が自らの判断で公表に踏み切りました。
この時の政府対応が適切であったのかなど、日本の「水際対策」の課題も指摘されています。

【エボラ出血熱「疑い」の男性が退院 再検査でも陰性】

今回の一件で分かるようにエボラ熱は、すでに「日本のすぐそば」まで来ています。
遠く離れた西アフリカやアメリカの医療従事者だけが感染する「対岸の火事」ではなくなっているのです。

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2014年 10/28号 [エボラ拡大パニック]
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2014年 10/28号 [エボラ拡大パニック]

帰国者への対応で揺れるアメリカ

アメリカでは、西アフリカのエボラ熱感染拡大地域で治療に携わり帰国した医療従事者への「対応」について、「柔軟」な対応を訴える米政府と国民の不安に配慮した「厳格」な処置を訴える一部の州で対立が深まっています。

オバマ大統領は、エボラ熱患者の治療に従事した医師や看護師をホワイトハウスに招待し、彼らを「アメリカの英雄」と賞賛しました。
エボラ熱対策の最重要策は「感染を現地で食い止める」ことだと語っています。
背景には、エボラ感染の危険地帯で医療に従事する人たちの「渡航意欲」をそがないようにとの配慮があるようです。

一方で、ニュージャージー州やニューヨーク州、西部カリフォルニア州など8州がエボラ熱患者と接触した人を一定の条件下で「強制隔離」することを決定しています。
この背景には、ギニアでエボラ熱患者の治療にあたっていたニューヨーク在住の医師「クレイグ・スペンサー」さんが帰国後にエボラ熱を発症したことがあります。
感染が判明するまでの数日間にこの医師が地下鉄やタクシーを利用したり、婚約者や関係者と接触していたことで、住民に不安が広がっていることを受けての決定です。
今後、アメリカでの選挙戦をも左右する重要なテーマとして浮上してきています。

【NYでエボラ熱 陽性反応、ギニアから帰国の医師】

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西アフリカからの帰還兵士を強制隔離

オバマ大統領政府は、医療関係者への強制隔離には反対する一方で、西アフリカから帰国する兵士には帰国前に現地で21日間は強制的に隔離して、経過観察を行ってエボラ熱に感染していないか確認することを決定しています。

医療関係者は、患者と直接接触して治療を行うので感染のリスクは高いのに対して、アメリカ軍兵士は患者とは接触しないため、感染のリスクは低いと言えます。

しかし、軍兵士には「強制隔離」を決定するといった、ちぐはぐなダブルスタンダードに国民からは批判的な声も上がっているようです。

英雄か!?強制隔離か!?

わたしの個人的な意見ですが、医療関係者も「強制隔離」をお願いするべきだと感じています。
「強制隔離」という言葉が無礼であれば、「クールダウン休暇のお願い」などと言い換えても良いと思います。

エボラ熱の感染拡大地域で医療行為を行うことは、完全な治療薬や治療方法が見つかっていない現在においては、まさに命をかけた行為です。

そんな危険地帯に「感染者を救うため」「感染をこれ以上拡大させないため」「人類を救うため」に自らの命をかけて赴く彼らは、まさに「英雄」だと思います。
最大限の尊敬と感謝、賞賛を受けて然るべきだと思います。

しかし、そんな彼らにも感染の可能性がある以上は、その安全が確認されるまでの「隔離処置」は致し方ないことではないでしょうか?
彼らは、「感染からアメリカを守るため」に愛国心を持って医療行為に従事しているのだと思います。そんな彼らが、自らがキャリアとなって国内に感染を広げる可能性を根絶するための「隔離処置」で、渡航意欲がそがれるものなのでしょうか?疑問が残ります。

搬入
出典:komotomokoの画像

なにも永久に隔離されるわけではなく、21日間の経過観察で感染のある・なしがハッキリと分かるのです。その間は、しかるべき医療機関などでなに不自由なく「クールダウン」の期間として過ごしていただくことは失礼になるのでしょうか。

もちろん、彼らの渡航意欲をそがないように、彼らがこの経過観察の期間に現地での激務の疲れを癒し、強制隔離が終了した後に向けた充電期間となるようにアメリカ政府もそれなりのコストをかけてあたることもできるのではないでしょうか。

アメリカ政府と医療従事者の間で適切な対処を決定していただくことに期待します。

【もはや対岸の火事ではない エボラ熱、国内の課題は】

【ためになる!テレビ番組に関する関連記事はコチラ】
エボラ日本上陸?リベリアから帰国男性発熱 日本でも感染拡大!?
池上彰解説塾!エボラ出血熱だけじゃない!?恐怖の感染症10選
エボラ出血熱 アメリカで新たな感染者 パンデミックで人類の危機!?

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